生かされてある日々

「世界はエネルギッシュな人間のものである」……エマーソン(1803~1882)米の思想家

オープンマインド(開かれた思考)

   私の家族のように何世代にもわたって共産主義体制下で暮らしていると、何事にもやり方は一つしかないという考え方を受け入れるしかない。服装も一種類しかなく、崇拝するのも一人だけ、運動も考え方も一つだけと刷り込まれていく。
‥(中略)‥
 共産主義体制下で生きるということは、オープンマインド(開かれた思考)になるよう教わるチャンスがないということだ。
 そこには理由がある。オープンマインドでなければ、簡単に他人が操ることができるのだ。だから上層部はつねにわれわれが今まで教わってきたことに疑念を抱かないよう、細心の注意を払っていた。共産主義の指導者であれ、食品および製薬会社の経営陣であれ、上層部の人間は私たちの大部分が恐怖に左右されていることをよく知っている。
‥(略)‥
 今日の、あらゆる国で今も恐怖は続いている。われわれは十分満たされないことを恐れている。十分な食べ物、お金、あるいは安心がないことを恐れている。だから私たちはこれでもかというほど働きまくり、歩み緩めることを恐れるからファーストフードや加工食品で空腹を満たしている。
---ジョコビッチの生まれ変わる食事より

f:id:ishiina198:20180923125837j:plain