生かされてある日々

「世界はエネルギッシュな人間のものである」……エマーソン(1803~1882)米の思想家

2020-01-01から1年間の記事一覧

落花Ⅱ、ミミズと蝸牛(制作中)

小雨のなか花が落ちて、翌日小さな蝸牛やミミズがはっていた。(やっと終わりが見えてきたのでアップします。) 190x198 ㎜鉛筆、水性色鉛筆、電動消しゴム etc 「私の作品に何か価値があるとしたら―そこに優れた質があるとしたら、その質自体がそれを守り…

人に認められることをあてにしない

「わたしたちは、人に認められることをあてにしないでいられる権利をもっている」 認めてもらうために、媚びへつらう必要はありません。自己の尊厳を損なってまでやらなければならないことではありません。誰もあなたの尊厳を外から奪うことはできません。自…

詩「マザーテレサの瞳」

茨木のり子著「倚りかからず」から 「マザーテレサの瞳」 マザーテレサの瞳は時に猛禽類のように鋭く怖いようだったマザーテレサの瞳は時にやさしさの極北を示してもいた二つの異なるものが溶けあって怪しい光を湛えていた静かなる狂とでも呼びたいもの静か…

習慣という乗り物に乗って

私たちは、「習慣」という乗り物に乗って旅しています。習慣は、知識と意欲が重なり合って形成されます。知識とは、何をなぜするのか、という理論面であり、技術とは、どうやるのか、という方法面であり、意欲とは、こうしたい、という動機を意味します。 あ…

自己実現を求めすぎて、かえって追い込まれていないか?

自己実現を求めすぎて、かえって追い込まれていないか? 「あれが描きたいとかこれが描きたいとか言わず、靴を作るような調子で、なんら芸術的配慮なしに仕事をすべきだ。」 「もっと多くの絵を仕上げ、もっと念を入れて仕上げたい。困難な時期にいろいろ起…

カテリーナのように

須賀敦子著「遠い朝の本たち」より 「神に呼ばれる」とか「神だけにみちびかれて生きる」というような表現は、キリスト教の伝統のなかではごく日常的に用いられるもので、私がカテリーナの伝記を読んだころ、カトリック教会では一方的に「修道女として生きる…

詩「孤独」より

エフトゥシェンコ詩集「白い雪が降る」から 「孤独」(一部抜粋) ぼくらは 孤独をはばかって やりきれなさのあまりなにかの仲間に身を投ずるすると 役立たずの友情の奴隷のきずなが棺桶のふたまで つきまとってくる。 どの仲間も ばかげた具合にできていて…