生かされてある日々

「世界はエネルギッシュな人間のものである」……エマーソン(1803~1882)米の思想家

好きな 詩

詩「マザーテレサの瞳」

茨木のり子著「倚りかからず」から 「マザーテレサの瞳」 マザーテレサの瞳は時に猛禽類のように鋭く怖いようだったマザーテレサの瞳は時にやさしさの極北を示してもいた二つの異なるものが溶けあって怪しい光を湛えていた静かなる狂とでも呼びたいもの静か…

詩「孤独」より

エフトゥシェンコ詩集「白い雪が降る」から 「孤独」(一部抜粋) ぼくらは 孤独をはばかって やりきれなさのあまりなにかの仲間に身を投ずるすると 役立たずの友情の奴隷のきずなが棺桶のふたまで つきまとってくる。 どの仲間も ばかげた具合にできていて…

詩「ありがとう」

エフトゥシェンコ詩集「白い雪が降る」草鹿外吉訳編より 「ありがとう」 たとえ自分の涙にでも「ありがとう」をいいたまえ、あわててふいたりなどしないで。かりに泣いたって 生まれた方がいいさ、なぜって生まれないってことは死ぬことだもの。 生きている…