生かされてある日々

「世界はエネルギッシュな人間のものである」……エマーソン(1803~1882)米の思想家

い の ち

「宗教書、哲学書、文学書などを乱読するうちに、

何かから解き放たれていく自分を感じた。

人間であることの悲しみが薄らいだわけではない。

本を読むことによって、

むしろその悲しみは動かしがたいものになっていった。

しかし、そのほんとうの悲しみを知ってしまったのは、

私だけだないということに気づいたのである。」

「ひとりのいのちは、多くの人々の中に分配されて存在している。
分配されたいのちは、分配された人のものなのである。
いのちは自分だけのものではないということと、
創造を絶する長さの歴史を持っているということが、
いのちが尊いゆえんであると思う。」
           ‥‥柳澤桂子著「いのちのことば」より

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