生かされてある日々

「世界はエネルギッシュな人間のものである」……エマーソン(1803~1882)米の思想家

マーク・トゥエイン言葉より

わたしたちはカメレオンだ。私たちの好みや偏見は、場所とともにいともたやすく変わる。 あるものは地位をあがめ、あるものは英雄をあがめ、あるものは神をあがめる。そしてこうした崇拝の対象に関して、彼らは意見を戦わせる。しかし、金をあがめていること…

エコーチェンバー現象

世の中には様々な人がおり、様々な意見を持った人と触れ合うことが出来る。世界に開かれたグローバルでオープンな場で、「公開討論」のような形で意見を交換し合うことができるコミュニティがある。 一方で、同じ意見を持った人達だけがそこに居ることを許さ…

オープンマインド 2

もしあなたがオープンマインドでなければ、正しい方法は一つしかないと信じさせたい人たちに簡単に利用されてしまうだろう。 最近の小麦およびその他の穀物は、人体にさらにダメージを与えるような遺伝子組み換えが行われている。農業遺伝子工学を研究する科…

オープンマインド(開かれた思考)

私の家族のように何世代にもわたって共産主義体制下で暮らしていると、何事にもやり方は一つしかないという考え方を受け入れるしかない。服装も一種類しかなく、崇拝するのも一人だけ、運動も考え方も一つだけと刷り込まれていく。‥(中略)‥ 共産主義体制下…

心をコントロールする方法

心をコントロールする方法は二つある。一つは、体から入る方法だ。酒、風呂、スポーツ、セックス‥‥体を使うことで自然と心は変わってゆく。この方法は、心をベターな状態に戻すには、即効性がある。もう一つの方法は、言葉を自分に投げかけることだ。声に出…

うじむし

海辺に捨てられ腐敗した大魚の鰓から大量の蛆がわいていた。 「蛆虫の群れ」2018.9.15(リメイク作)、197x197㎜、 画用紙、色鉛筆、ボールペン、消しゴムetc。 生き方には二通りしかありません。奇跡はどこにもないという生き方と、すべてが奇跡だという生…

自身の命の力を高めるために

「自分と同じ意見の人間が他にもたくさんいる」と宣言した瞬間に、その人は「いくらでも替えが効くので、いなくなっても別に困らない人」というカテゴリーにおのれを分類してしまう。 ‥(略)‥ 命の力を高めるためには、「私がいなくなったら、誰もそれを言…

自分を売らない思想より

偏っていないことは、状況にコミットしていないことと同じである。自分は責任をとりたくない、ということでもある。生きている限り、選挙では誰かを支持するはずだ。ところが、公正な意見を、といって自分は高見の見物をしていて、審判の立場に立ちたがるの…

元気を出して

人生は困難な仕事だ。それを生きたまま終えられるものは一人もいない。---ハーバード・フランケル 元気を出して。最悪の事態はまだこれからやってくるんだから。---フィランダー・ジョンソン 私たちは生き方を学ぶ前に死んでしまう。---スティーブ…

枯れ草の中の蟹

ある日のこと、枯れ草の中にばらばらになったカニを見つけた。 2018・7月制作、203x237㎜、 画用紙、鉛筆、色鉛筆、消しゴムetc 自分の中にすべてのものの命を、そして、すべてのものの命の中に、自分自身を見ることができる者は、決して悲しむことはない。…

肉の塊

体のいいなり(内澤旬子箸)より 四度の手術で私が得たこと、それは人間は所詮肉の塊であるという感覚だろうか。何度も何度も人前で裸にされて、血や尿を絞り出しては数値を測って判断され、切り刻まれ、自分に巣喰う致死性の悪性腫瘍という小さな細胞を検分…

Hさんに‥‥

いま、まさに孤立を恐れず闘っているHさんに送る言葉。 「小さい人間どもに近づくときは気をつけよ。 ‥‥ のがれよ、わたしの友よ、君の孤独のなかへ。 蠅たたきになることは君の運命ではない」 ‥‥座右のニーチェ(斎藤孝箸)より

ゴッホの手紙 より

ゴッホの手紙(岩波文庫)下巻 から あれが描きたいとかこれが描きたいとか言わず、靴を作るような調子で、何ら芸術的な配慮なしに仕事すべきだとだんだん信じて疑わなくなった。‥(中略)‥もっと多くの絵を仕上げ、もっと念を入れて仕上げたい。困難な時期に…

タゴールの言葉

危険から守られることを祈るのではなく、恐れることなく危険に立ち向かうような人間になれますように。 痛みが鎮まることを祈るのではなく、痛みに打ち勝つ心を乞うような人間になれますように。 人生という戦場における盟友を求めるのではなく、ひたすら自…

よりかからず

「倚りかからず」 茨木のり子 もはやできあいの思想には倚りかかりたくないもはやできあいの宗教には倚りかかりたくないもはやできあいの学問には倚りかかりたくないもはやいかなる権威にも倚りかかりたくないながく生きて心底学んだのはそれぐらいじぶんの…

車輪の下

アスファルトにへばり付いたカエルはよく見かけるが、カニを見つけるのは稀です。 「路上の蟹」 縦210㎜、横215㎜。制作期間 2018.2.15~5.12素材 画用紙、鉛筆、色鉛筆、消しゴム、カッターナイフetc 「人生は、大写しにすれば悲劇だが、遠写しにすれば喜劇…

秋の忘れ草(アキノワスレグサ)

移住した直ぐの頃は、キビ畑の間の未舗装の雑草が茂る道の隅などに咲いていたのをよく見かけた。今は、土地改良が進んでどこもかしこもきれいに舗装されて、そのせいかどうかはよく分からないがあまり見かけなくなってしまった。 2011,12,8、2016加筆未完(4…

ゆ う き

安全な場所に身を置いて勇敢であるのは簡単なことだ。 ‥‥イソップ(古代ギリシャの寓話作家) 真の勇気とは、人前でやっていることを誰も見ていないところでも実践できることである。 ‥‥ラ・ロシュフコー(フランスの作家) 流れに逆らって泳ぐには力と勇気が必…

い の ち

「宗教書、哲学書、文学書などを乱読するうちに、 何かから解き放たれていく自分を感じた。 人間であることの悲しみが薄らいだわけではない。 本を読むことによって、 むしろその悲しみは動かしがたいものになっていった。 しかし、そのほんとうの悲しみを知…

メディアの広める情報

圧倒的多数の人々は自由なる意志に基ずいて、己の意見や立場を決定していると無邪気に思い込んでいる。あたかも自身の意思で、さして必要もない商品を嬉々として買い求め、インタビューに際しては10人中9人が自分自身が考え抜いた意見であるかのように、…

ヤラウの実 Ⅳ

アスファルトの歩道の端っこに落ちた実が、西日に照らされて黄金色に輝いていた。 鉛筆、色鉛筆 etc (2013.11.18) 「書くことは治療法のひとつの形である。書いたり作曲したり描いたりしない人々はすべて、どうやって(孤独からくる)狂気やうつ病や人間に固…

ちっちゃい海

窓から、となりの家の向こうに遠く少しだけ青い海が見える。 散歩しよう、今日も暑くなりそうです。

静けさに帰る

萬物は生まれ、育ち、活動するがすべては元の根に帰ってゆく。 それは静けさにもどることだ。水の行く先はーーー海草木の行く先はーーー大地 いずれも静かなところだ。すべてのものは大いなる流れに従って定めのところに帰る。(そして、おお、再び甦るのを待…

路上の死 Ⅱ(風化)

それから一週間後に行ってみると、どこかに蛆虫は去りすっかり乾燥がすすんでいた。もう一週間もしないうちに風に飛ばされて跡形もなくなってしまうだろう‥。 鉛筆、色鉛筆、他(2013・5・14) 「残念ながら、あなたがいまかかえている問題は、そんなに深刻…

路上の死 Ⅰ

鉛筆、色鉛筆、他による画(2013.1.28) 「おそらくほかの動物は知らないと思うのだけれど、人間だけは自分が死ぬということ をすごく早くから知ってて、自分が死ぬということを、自分の人生観の中に取り入れて生きていかなければいけない。それはある意味で…

エフトゥシェンコ

ぼくらは 孤独をはばかって やりきれなさのあまりなにかの仲間に身を投ずるすると 役立たずの友情の奴隷のきずなが棺桶のふたまで つきまとってくる。 どの仲間も ばかげた具合にできていてある種の仲間じゃ 酒をのむばかり 正気返るひまもない。べつの仲間…

蟹 ・ 風化

鉛筆、色鉛筆画(2012・9) 「宗教書、哲学書、文学書などを乱読するうちに(中略) 人間であることの悲しみが薄らいだわけではない。 本を読むことによって、 むしろその悲しみは動かしがたいものになっていった。 しかし、ほんとうの悲しみを知ってしまっ…

蛙とカタツムリ

鉛筆、色鉛筆画(2012・1・24) 「たいていの人間は、静かな絶望の生活を送っている。 いわゆるあきらめとは、絶望の確認にほかならない。‥‥ 人類の競技や娯楽の底にも、きまって無意識の絶望がひそんでいる。 そこには歓びがない。歓びは仕事のあとにくるの…

R・ミズラック

Richard Misrach「The Mysterious Opacity of Other Beings」2015より ネバダ州フォロン付近、死せる動物たち 1978 ‥‥リチャード・ミズラック(1949~ )米国の写真家 「人間の生は、量ではない、質である。サルの生なら、質ではなく量に価値があるのかもし…

蒸し 暑い

今は33度でかなり蒸し暑い、早く終わったので扇風機を強にして缶ビールを飲む、島らっきょとカキピーをつまみに、あとはおもしろい本があったらベスト。 「こんなに長生きするとわかっていたら、もっと体を大事にしておくんだった!」 ‥‥読み人知らず、晴山…