生かされてある日々

「世界はエネルギッシュな人間のものである」……エマーソン(1803~1882)米の思想家

落花Ⅱ、ミミズと蝸牛(制作中)

小雨のなか花が落ちて、翌日小さな蝸牛やミミズがはっていた。(やっと終わりが見えてきたのでアップします。) 190x198 ㎜鉛筆、水性色鉛筆、電動消しゴム etc 「私の作品に何か価値があるとしたら―そこに優れた質があるとしたら、その質自体がそれを守り…

人に認められることをあてにしない

「わたしたちは、人に認められることをあてにしないでいられる権利をもっている」 認めてもらうために、媚びへつらう必要はありません。自己の尊厳を損なってまでやらなければならないことではありません。誰もあなたの尊厳を外から奪うことはできません。自…

詩「マザーテレサの瞳」

茨木のり子著「倚りかからず」から 「マザーテレサの瞳」 マザーテレサの瞳は時に猛禽類のように鋭く怖いようだったマザーテレサの瞳は時にやさしさの極北を示してもいた二つの異なるものが溶けあって怪しい光を湛えていた静かなる狂とでも呼びたいもの静か…

習慣という乗り物に乗って

私たちは、「習慣」という乗り物に乗って旅しています。習慣は、知識と意欲が重なり合って形成されます。知識とは、何をなぜするのか、という理論面であり、技術とは、どうやるのか、という方法面であり、意欲とは、こうしたい、という動機を意味します。 あ…

自己実現を求めすぎて、かえって追い込まれていないか?

自己実現を求めすぎて、かえって追い込まれていないか? 「あれが描きたいとかこれが描きたいとか言わず、靴を作るような調子で、なんら芸術的配慮なしに仕事をすべきだ。」 「もっと多くの絵を仕上げ、もっと念を入れて仕上げたい。困難な時期にいろいろ起…

カテリーナのように

須賀敦子著「遠い朝の本たち」より 「神に呼ばれる」とか「神だけにみちびかれて生きる」というような表現は、キリスト教の伝統のなかではごく日常的に用いられるもので、私がカテリーナの伝記を読んだころ、カトリック教会では一方的に「修道女として生きる…

詩「孤独」より

エフトゥシェンコ詩集「白い雪が降る」から 「孤独」(一部抜粋) ぼくらは 孤独をはばかって やりきれなさのあまりなにかの仲間に身を投ずるすると 役立たずの友情の奴隷のきずなが棺桶のふたまで つきまとってくる。 どの仲間も ばかげた具合にできていて…

詩「ありがとう」

エフトゥシェンコ詩集「白い雪が降る」草鹿外吉訳編より 「ありがとう」 たとえ自分の涙にでも「ありがとう」をいいたまえ、あわててふいたりなどしないで。かりに泣いたって 生まれた方がいいさ、なぜって生まれないってことは死ぬことだもの。 生きている…

記憶だけだ!

人が本当に所有するのは記憶だけである。記憶の中でのみ、人は金持ちであり、貧乏である。……アレクサンダー・スミス(1830~67)スコットランドの詩人 記憶のない人生は、もはや人生ではない。記憶をなくしたら、私たちは何者でもなくなってしまう!……ルイス・…

制作中「松原付近」Ⅱ

あれから三週間がすぎた。まだゆっくりと進んでいる、だからまだやめられない。 … やめるのはいたってやさしい。難しいのはへこたれずにいることだ。……ロバート・V・サーヴィス(1874~1958)カナダの作家

だいじょうぶ

残念ながら、あなたが今かかえている問題は、 そんなに深刻なものではありません。 ただ、あなたが深刻にしたがっているだけのことです。 今の問題にしがみついている限り、 次の問題に出会わなくてすむからね。 新しいことを始めなくてもすむからね。 いず…

趣味を養うには…

趣味を養うにはたった一つの手段しかない。 即ちどんな粗雑なものであろうと、自己の趣味に勇敢に従うこと、 そして自ら感じることを正確に自己に告白すること。 あらゆる教養はだから虚栄心と対立する筈だ。 ……アラン(1868~1951)仏の哲学者 ジュール・バ…

制作中「松原付近」

家から漁港へゆく途中にある小さな公園からの眺め。やっと出来てきたという実感とともにいよいよ面白くなってきたという感じ。 200x293 ㎜水性色鉛筆、鉛筆、カッターナイフ、消しゴムetc 「人生には意味はない。人生とはペルシャ絨毯のように、それぞれが編…

100点以外はダメなときがある

人生には時に「100点以外はダメなときがある」ことを知る必要がある。努力を続けてきた、という人の中には、常に80点の努力を続けてきている人がある。確かにその人の「平均点」は人並以上どころか、大変に高い。ところが、100点以外はダメ、というときも80…

同語反復のためではなく

ともかく人間に課された仕事は何よりもまず、自分自身の人生を生き抜くこと。外から押しつけられた人生、指示された人生は、それがどんなに上品に見えるものでも駄目なのです。人生は誰にとっても一度限りのものであり、それがどんな風に終わるか、われわれ…

ディオゲネス

ジュール・バスティアン=ルパージュ(1848~1884)作「ディオゲネス」 ディオゲネス(紀元前412年?~紀元前323年)古代ギリシアの哲学 アンティステネスの弟子で、ソクラテスの孫弟子に当たる。犬儒派(キュニコス派)の思想を体現して犬のような生活を送り…

狂気のない奴は駄目

「おれだって偉そうなことは言えないよ。テレビに出ているときはニコニコしてるけど、アブノーマルな人間だもの」 「狂気のない奴は駄目だ… それと孤立だな。孤立してるのはつらいから、つい徒党や政治に走る。孤立してるのが大事なんだよ」 ……渥美清(1928~…

無限に生成を繰り返すこと

「生きるとは管理することではない。手に入れることでも、所有することでも、知識を得ることでもない。存在することですらないのである。 生きるとは、果てしなく無限に生成を繰り返すことであり、それ以外の何物でもない。 無限の生成は、名前を知られたり…

制作中(路上の蟇蛙)

まだまだ描いている途中ですが… なんとか先が見えたのでアップです。 200x250㎜ A man paints with his brains and not with his hands. (人はその手ではなく、その頭脳で絵を描くのである) ……ミケランジェロ(1475-1564)

ハイッ、ポーズ

ちょっと、驚かしたかな~

雑魚寝

子猫たちで昼寝。

昼寝

日陰でだらけている野良猫の母子。

制作中「うじ虫」

このうじ虫を描くのは三度目になる。描き始めてから一月すぎてそれなりに出来てしまったけど、まだ何か足りない気がする。その何かのためにもう少し描ければと思う。 人生という戦場で味方をさがすのではなく、自分自身の力を見いだせますように(Let me not…

制作中「落花‐雨」つづき

ひと月ちかくがまた過ぎた。まだ描き不足があるけど、もう終わりが見えてきた。 「 濁れる水の 流れつつ澄む 」 ……山頭火(1882~1940)俳人

制作中「落花‐雨」

初めてからひと月がたち、まだまだ描き残しがあるけど先が少し見えてきた。朽ちたコンクリート、空をうつして流れる雨水、花にたまる水滴をどこまで描けるか…。 「書くことは…(略)…他人に納得させようとするかのような外見を保ちながら、つまり普遍的問題で…

金子光晴 詩「反対」

「反対」 僕は少年の頃学校に反対だった。僕は、いままた働くことに反対だ。 俺は第一、健康とか正義とかが大きらいなのだ。 健康で正しいほど人間を無常にするものはない。 むろん、やまと魂は反対だ。義理人情もへどが出る。いつの政府にも反対であり、文…

落ちこぼれ、その他、茨木のり子詩

「落ちこぼれ」 落ちこぼれ 和菓子の名につけたいようなやさしさ落ちこぼれ いまは自嘲や出来そこないの謂落ちこぼれないための ばかばかしくも切ない修業落ちこぼれにこそ 魅力も風合いも薫るのに落ちこぼれの実 いっぱい包容できるのが豊かな大地それなら…

制作中(続き)

「枯草、轍、新葉」制作中 あれから、毎日少しずつ描いて10日余り、絵が落ち着いて、よりクリアになってきたように思う。 焦らず、甘ず、諦めず。 水性色鉛筆(オーカー、アンバー、紫系1色、緑系1色、灰色2色)鉛筆(HB,2B)、電動消しゴム、カッター。 「ど…

制作中

「枯草、轍、カエル」制作中 まだまだだけど、アップすることにした。もう半分以上はできたように思うが、仕上げるためには、更に、もう少しのデリケイトさをもって描くことが必要かな。 水性色鉛筆(イエローオーカー、バントアンバー、灰色系紫、灰色)鉛筆…

あなたの子どもは

「あなたの子どもは」カーリル・ギブラン詩(霜田静志訳) あなたの子どもは あなたの子どもではない子どもは「生命」の渇望からの子どもである子どもは あなたを通ってくるしかし あなたからではない子どもは あなたと共にあるしかし 子どもは あなたのもの…