生かされてある日々

「世界はエネルギッシュな人間のものである」……エマーソン(1803~1882)米の思想家

秋の忘れ草(アキノワスレグサ)

移住した直ぐの頃は、キビ畑の間の未舗装の雑草が茂る道の隅などに咲いていたのをよく見かけた。
今は、土地改良が進んでどこもかしこもきれいに舗装されて、そのせいかどうかはよく分からないがあまり見かけなくなってしまった。

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2011,12,8、2016加筆未完(44cm x 41㎝)

〇花図鑑より
ユリ科ワスレグサ属の常緑多年草

この属の植物の花は一日でしぼむことから名づけられた。
沖縄方言では「クワンソー」という。
近畿地方南部から沖縄にかけて分布、台湾、中国にも分布する。

草丈は60㎝から80㎝くらい。
開花時期は10月から11月である。

根茎は不眠症や食欲不振などに効くとして伝承的に用いられてきた。
また、花の蕾や葉、根などは、お浸しや味噌汁などに利用される。

花言葉は「忘れる愛」。

ゆ う き

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安全な場所に身を置いて勇敢であるのは簡単なことだ。
          ‥‥イソップ(古代ギリシャの寓話作家)

真の勇気とは、人前でやっていることを
誰も見ていないところでも実践できることである。
          ‥‥ラ・ロシュフコー(フランスの作家)

流れに逆らって泳ぐには力と勇気が必要だ。
浮かぶだけなら死んだ魚でもできる。
          ‥‥サミュエル・マイルズ(イギリスの作家)

勇気とは、怖れに抵抗すること、怖れを支配することであって、
恐れがないことではない。
          ‥‥マーク・トウェイン(アメリカの作家)

すべての得の中で最も偉大なものは勇気だろう。勇気なくしては、
ほかのどんな得を保つこともおぼつかないのだから。
          ‥‥サミュエル・ジョンソン(イギリスの文学者)

死ぬよりも苦しむほうが勇気がいる。
         ‥‥ナポレオン・ボナパルト(フランスの軍人・政治家)

本物の勇気とはすべて、内なる良心から生まれるのです。
勇敢であるためには、良心に従うことを学ぶべきです。
        ‥‥ジェームス・フリーマン・クラーク(アメリカの聖職者)

常に勇気ある行動が人の心を打つことを
忘れてはならないと思います。
          ‥‥安藤 忠雄(建築家)

       「ギフト~E名言の世界~」2010年11月号より抜粋して

い の ち

「宗教書、哲学書、文学書などを乱読するうちに、

何かから解き放たれていく自分を感じた。

人間であることの悲しみが薄らいだわけではない。

本を読むことによって、

むしろその悲しみは動かしがたいものになっていった。

しかし、そのほんとうの悲しみを知ってしまったのは、

私だけだないということに気づいたのである。」

「ひとりのいのちは、多くの人々の中に分配されて存在している。
分配されたいのちは、分配された人のものなのである。
いのちは自分だけのものではないということと、
創造を絶する長さの歴史を持っているということが、
いのちが尊いゆえんであると思う。」
           ‥‥柳澤桂子著「いのちのことば」より

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メディアの広める情報

圧倒的多数の人々は自由なる意志に基ずいて、己の意見や立場を決定していると無邪気に思い込んでいる。
あたかも自身の意思で、さして必要もない商品を嬉々として買い求め、インタビューに際しては10人中9人が自分自身が考え抜いた意見であるかのように、TVキャスターや新聞の論調を反復する。
そして選挙ともなれば、自分や自分と同じ境遇の人々の利害に明らかに反する政策を推し進める政党に投票したりする。
それが、情報操作の結果であるなんて露ほども疑わない。
                       ‥‥米原万里著「打ちのめされるようなすごい本」より

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ヤラウの実 Ⅳ

アスファルトの歩道の端っこに落ちた実が、西日に照らされて黄金色に輝いていた。

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 鉛筆、色鉛筆 etc  (2013.11.18)

「書くことは治療法のひとつの形である。書いたり作曲したり描いたりしない人々はすべて、どうやって(孤独からくる)狂気やうつ病や人間に固有のいわれのない恐怖からうまく逃れているのかと、わたしはときどき不思議に思う」
             …グレアム・グリーン(1904~1991)イギリスの小説家

静けさに帰る

萬物は
生まれ、育ち、活動するが
すべては元の根に帰ってゆく。

それは静けさにもどることだ。
水の行く先はーーー海
草木の行く先はーーー大地

いずれも静かなところだ。
すべてのものは大いなる流れに従って
定めのところに帰る。
(そして、おお、再び甦るのを待つ。)
              ‥‥老子第16章 から抜粋

‥‥「人生は愁(かな)しみだ」とありましたけれど、それは社会での生存競争から来るのでしょう。そこから抜け出すと、命の喜びや美しさが見えるようになると思うなあ‥‥‥。
 
 ライフエナジーというのは、生きているものを何とか生かそうと励ます。動植物すべてがその生かそうとする力に従って生きてゆく。憂いや死への恐れでは生きてはいない。人間も動物ですからね。本来は喜んでライフエナジーの働くままに生きていけるはずです。
 
 でも所有と競争の社会にいると、時には欲や恐怖にとらわれる。だけど、個人としての僕たちは、いつでも、このアンバランスを回復して、喜びのこころを起こせるんでしょうね。
 
         ‥‥加島祥造帯津良一著「静けさに帰る」風雲舎より

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